ピントは目に
人物写真では、見る人の視線はほぼいつも最初に目へ向かいます。ほかがどれだけくっきりしていても、目がぼやけていると写真全体がぼやけて見えます。画面で目をタップしてピントを合わせ、顔が斜めを向いているならカメラに近いほうの目に合わせます。多くのスマートフォンは顔や目を自動で探してくれますが、何人もいたり手前に物があったりすると別の所に合うことがあるので、撮った直後に拡大して目がくっきりしているか確かめる習慣をつけましょう。
ピントは目に、顔を広角で近くから撮らない、日陰や窓辺の光を使う。人を自然に写す方法と肖像権のマナーをまとめました。
人物写真では、見る人の視線はほぼいつも最初に目へ向かいます。ほかがどれだけくっきりしていても、目がぼやけていると写真全体がぼやけて見えます。画面で目をタップしてピントを合わせ、顔が斜めを向いているならカメラに近いほうの目に合わせます。多くのスマートフォンは顔や目を自動で探してくれますが、何人もいたり手前に物があったりすると別の所に合うことがあるので、撮った直後に拡大して目がくっきりしているか確かめる習慣をつけましょう。
顔にぐっと近づいて画角の広いレンズで撮ると、カメラに近い鼻や額は大きく、耳や顔の輪郭は小さくなり、実際とは違う顔になります。自撮りで顔が見慣れない感じになる理由の一つもこれです。距離を取ればこのゆがみは減ります。スマートフォンに二倍や三倍の望遠レンズがあるなら、それに切り替えて数歩下がって撮ってみてください。顔の比率が自然になり、背景もごちゃごちゃしにくくなります。集合写真を広角で撮るときは画面の端の人が引き伸ばされて見えるので、顔を中央寄りに集めます。
カメラの高さは印象を変えます。被写体の目の高さで撮ると向かい合っているように自然で、下から見上げるとあごの下が強調されて威圧的に見えやすくなります。上から大きく見下ろすと人は小さく幼く見えます。子どもは体を低くして子どもの目の高さで撮ると、ずっと生き生きします。背の高い人が低い人を撮るとき、つい上から撮りがちなので、ひざを曲げるだけでも写真が変わります。
真昼の直射日光は目の下に濃い影をつくり、まぶしさで顔をしかめさせます。建物や木の日陰の端のように空が広く見える開けた日陰へ移ると、顔に均一でやわらかい光が当たります。室内なら窓辺に斜めに座ってもらうのがいちばん簡単です。顔の片側が暗すぎるなら、白い紙や明るい服で反対側から光を返します。瞳に窓や空が小さく映ってきらりと光ると表情が生きて見えるので、顔を少し光の方へ向けてもらいましょう。
カメラの前でこわばるのは自然な反応です。撮る人が話しかけて笑わせるほうが、どんな技術よりも効果があります。三つ数えて一枚撮るより、会話をしながら続けて何枚も撮り、後でいちばんよい表情を選んでください。
画面の枠が人を切るときは、首、ひじ、ひざ、足首のような関節でちょうど切らないのがよく勧められる原則です。関節で切れると体が途切れたようで不自然に見えるからです。頭の上の空間は広すぎず狭すぎず取ります。背景をぼかすポートレートモードは本物のレンズのぼけではなく計算でつくった効果なので、髪の毛やメガネのフレーム、指の間の境目が不自然につぶれることがあります。撮った後に境目を拡大して確かめ、ぼかしの強さを下げるとたいてい自然になります。
集合写真の目標は、全員の顔が見えて全員が目を開けている一枚を得ることです。背の高い人を後ろにし、顔と顔が重ならないよう少しずつずらして立ちます。人数が多いほど誰かが目を閉じる確率が上がるので、続けて何枚も撮りましょう。撮る人も一緒に写りたいなら、三脚や安定した場所にスマートフォンを置いてタイマーを使います。グループのトークに載せる前に、嫌な人がいないか一度聞いてみるとよいでしょう。
他人の顔が誰か分かる形で写った写真を同意なく公開すると、肖像権の侵害になり得ます。街で知らない人を撮ったなら、公開前に同意を得るか、顔が分からないようにしてください。他人の体をこっそり撮る行為は法律で罰せられる犯罪です。子どもの写真は親が同意していても本人が成長してから望まないことがありますし、制服や名札のように身元が分かる情報が一緒に写っていないかも確かめる必要があります。写った人に消してほしいと言われたら、その意思を尊重するのが基本です。具体的な法的判断が必要なときは、専門家や公的機関の案内を確認してください。
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